こんな気持ち

色んな事に対して愛着や執着が失せて行く。

世界には儚さしか無く、何を見ても悲しいだけ。

それでも家から出れば普通で居なくてはならないから普通に笑う。

みんなが笑うことで笑いながら、何がおかしいのか

みんなが腹を立てる事で頷きながら、何が腹立たしいのか

全然分からない。


全くそんな気配も無く自ら命を絶った父の気持ちを今感じる。

こんな気持ちだったんじゃないかな

世界の全てから隔絶されて、周りの人達に共感出来ず、共感されず、自分の感覚すら信じられなくなって、世界も自分も嫌いになった。

みんな死ねば良いと思いかける度、一番死ねば良いのは自分なんだと思い知る。

無邪気に生きる人達。

自分が一番残酷で救いようも無く汚れて疲れ果て心が無い。


こんな気持ちだったの

お父さん